■建築研究報告

アッシュ・コンクリートの構造強度に關する研究

淺野  新一

建築研究報告  No.7,  昭和25年9月


<概要>

  構造計算に於て眞先に問題になるのは安全率を幾何にとるかである。從來他の類似構造に於て慣用されて來た安全率も,その構成が明瞭を缺くので,新しい材料による構造に對しては,是非共實驗的に分析して,その構成を明にして定めなければ,單なる類似構造からの類推による達觀的定め方では安心が出來ない。又此の如き方法によってのみその施工の發達に應じて最も適正な値を選定してゆくことが出來ると共に,當面の施工の要改良點も明瞭になり,指導性を獲得出來るものである。本研究は此の如き見地から出來上る構造物の強度を支配する因子別に實驗的にその影響係數を見出して,安全率の構成を明にすると共に,その最も適正な値を決定せんとするものである。

建築研究報告一覧へ戻る |  出版物へ戻る



前のページに戻る



 所在地・交通案内
関連リンク
サイトマップ
お問い合わせ
リンク・著作権


国立研究開発法人 建築研究所, BUILDING RESEARCH INSTITUTE

(c) BRI All Rights Reserved