| ■平成13年度共同研究課題 |
| 17 環境対応型耐火被覆材料及び工法の開発 |
| 研究期間(H11〜13) |
| [担当者] 遊佐秀逸、茂木 武、大宮喜文、増田秀昭 |
| [相手機関] (社)日本鋼構造協会、日本建築仕上材工業会、菊水化学工業(株)、 (社)日本塗装工業会、ロックペイント(株) |
| 本研究の目的は、現在の耐火被覆材の90%以上を占める無機繊維混入吹付け材の代替となる材料を開発するための基礎資料の提供、及びその工法の性能評価手法を作成することである。無機繊維混入吹付け材は、施工時及び経年劣化時の粉塵発生が労働衛生上、健康管理上問題となっており、また、将来の建物解体時、廃棄物処理においても、周辺環境対策、管理型処分場確保等で問題視され、社会コストの負担を強いることが懸念される。 本年度は、昨年度に引き続き環境対応型耐火被覆材料として膨張性耐火塗料(以下「耐火塗料」と呼ぶ。)に、有機溶剤を大幅に減じたものを選定し、角形鋼管、及びH形鋼の柱、及びH形鋼の梁に対する耐火被覆としての適用性を、実大規模の部材試験体により検討した。その結果、膨張後の鉄骨への付着性に関しては、角形鋼管の辺部で小さなひび割れやが生じたものの、膨張部の顕著な脱落は生じなかったこと、実建物への応用のための熱容量試験では、適切な精度で予測式の適用が可能であり、耐火被覆の経済的な設計ができること、SS400鋼材の大断面角形鋼管に対する載荷試験の結果、及び試験に用いた鋼材の高温引張り試験結果より、得られた崩壊温度(角形鋼管柱520℃以上)の適切性が証明されたこと、試験に供した環境対応型耐火塗料の鉄骨耐火被覆材料としての適用性は良好であったこと、等が明らかとなった。 |
国立研究開発法人 建築研究所, BUILDING RESEARCH INSTITUTE
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