2011年7月11日
日本経済新聞掲載記事について

 日本経済新聞社発行の2011年6月29日付電子版「ニチエー吉田がコンクリート建物の外断熱工法室内10度涼しく」及び2011年6月29日付静岡版「夏の室内10度涼しくニチエー吉田の外壁新工法外断熱と質感両立」の記事の中で「同社が独立行政法人の建築研究所(茨城県つくば市)と実証実験したところ、〜」について、事実と相違する箇所がありますので以下に事実関係をお知らせします。


  1. ニチエー吉田社と当研究所で実証実験は行っていない。
  2. 日本建築仕上材工業会・遮熱塗料研究会(2008年5月発足)と当研究所で協力して高日射反射率塗料をテーマに研究を行ったが、記事に記載された断熱塗料は実験の対象となっていない。
  3. この研究においてニチエー吉田社の製品は、高日射反射率塗料のみを扱い、耐候性試験は行ったが、温度測定実験は実施していない。
  4. 日本建築仕上材工業会・遮熱塗料研究会より発刊されている報告書「高日射反射率塗料に関する研究成果の概要(2010年9月)」においても、高日射反射率塗料全てにおいて、室温を10度下げる効果については記載されていない。

 なお、以上の事項について日本建築仕上材工業会(NSK会長中神章喜)にも確認しております。


独立行政法人 建築研究所
総務部総務課長 田畑真理子


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