室内環境の良さを伝える「新しいものさし」
「相隣環境を考慮した良質な室内環境の設計に資する評価指標と計測手法の開発(R7-9)」に関連する情報を発信しています。
目的
令和7年4月より省エネ基準適合が全面義務化され、エネルギー性能に関する指標として、一次エネルギー消費量やBEI、外皮性能としてはUA値やηA値、表示制度としてはZEHや
BELSなど、様々な性能指標が整備されてきました。一方、温熱環境、光・視環境といった室内環境の良さや、土地や相隣条件が与える影響については、依然として住まい手にとっ
て分かりやすい評価軸が不足しています。
そこで環境研究グループでは、運営費交付金による指定課題「相隣環境を考慮した良質な室内環境の設計に資する評価指標と計測手法の開発(令和7~9年度、研究代表:上席研究員 三浦尚志)」
に取り組み、住宅・小規模非住宅建築物における室内環境の良さを生活者が理解しやすい形で示す評価指標の構築を目指しています。
第1回シンポジウム(2025.12.22 17:00-19:00)
本シンポジウム「ここちよさを伝える新しいものさしを考えよう」は、専門家・実務者・研究者が横断的に意見交換し、「誰もが使える・分かる室内環境の新しいものさし」の検討を進める場として開催しました。 室内環境の研究や住宅設計の第一線で活躍する専門家を招き、今、現場で求められている「ここちよさの指標」とは何か、また良質な室内環境をどのように分かりやすく伝えるかについて、 講演、パネルディスカッション、皆様からお寄せいただいたご意見を通じて議論を深めました。
第2回シンポジウム(2026.01.30 17:00-19:00)
ツール
暖冷房エネルギー消費量の算定は、建物側の「負荷計算」と設備側の「エネルギー計算」に大別されます。従来の建築物省エネ法に基づく負荷計算手法は、外皮性能評価と居室単位の個別空調を前提とし、計算の簡略化・高速化に特化していました。 しかし、住宅性能の向上に伴う空調方式の多様化(全館空調や大空間設計等)を適切に評価できない課題が生じています。本プロジェクトでは、最新の省エネ手法を反映可能な次世代負荷計算ロジックを開発。 本サイトにてその成果公開と計算試行環境を提供します。