長期優良住宅先導事業(当初は「超長期住宅先導的モデル事業」)は、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会の住宅のあり方について、具体の内容をモデルの形で広く国民に提示し、技術の進展に資するとともに普及啓発を図ることを目的として平成20年度に始まりました。これまであわせて7回に及ぶ提案募集には、住宅供給に関わる様々な事業者やそれらのグループから数多くの意欲的な提案が寄せられ、実際に新築住宅を中心として多くの優良事例が生み出されてきました。
本シンポジウムでは、これまでに採択された事業者・グループの事例発表を交えながら、長期優良住宅先導事業の4年間の取り組みを振り返るとともに、既存住宅等の改修に重点化して実施された平成23年度の応募状況と評価結果を概括した上で、ストック社会における住まいづくりはこれからどうあるべきか、国の平成24年度の施策展開も見据えながら、その課題と展望を探ります。
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日時:平成24年2月1日(水) 13:30〜16:30(予定)
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場所:すまい・るホール(東京都文京区後楽1-4-10)
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主催 : (独)建築研究所、(社)住宅性能評価・表示協会
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共催 : 国土交通省
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定員 : 290名
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参加費 : 無料(ただし原則として事前登録が必要)
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申込み開始 : 平成23年12月20日(火)正午〜 定員になり次第受付終了

【プログラム】
長期優良住宅先導事業シンポジウム〜ストック社会の住まいづくりの課題と展望〜
1.開会挨拶 独立行政法人 建築研究所
2.講演1「長期優良住宅先導事業の意義と今後の取り組みへの期待」
長期優良住宅先導事業評価委員長・京都大学名誉教授 巽 和夫 氏
3.
講演2「平成23年度長期優良住宅先導事業の概評と今後の動向」
長期優良住宅先導事業評価委員・東京大学大学院教授 松村 秀一 氏
4.事例発表(これまでに採択された先導的取り組みからの4例)
(1)「全建連・地域木造優良(ちきゆう)住宅先導システム国産材モデル09」
一般社団法人工務店サポートセンター 次世代の会会長 鈴木 晴之 氏
(2)「性能向上レベルの明確化〜木造建築病理学既存ドックシステム3」
住宅医ネットワーク 代表 三澤 文子 氏
(3)「中古マンションを 超!新築に再生する リノマンションシステム」
一般社団法人良質リフォームの会 理事 小林 稔 氏
(4)「北海道北方型外断熱改修システムプロジェクト」
社団法人北海道建築技術協会 副会長・専務理事 長谷川 寿夫 氏
〜休憩〜
5.パネルディスカッション「ストック社会の住まいづくりの課題と展望」
(コーディネーター)
長期優良住宅先導事業評価委員長・京都大学名誉教授 巽 和夫 氏
(パネラー)
一般社団法人工務店サポートセンター 次世代の会会長 鈴木 晴之 氏
住宅医ネットワーク 代表 三澤 文子 氏
一般社団法人良質リフォームの会 理事 小林 稔 氏
社団法人北海道建築技術協会 副会長・専務理事 長谷川 寿夫 氏
国土交通省住宅局市街地住宅整備室長 真鍋 純 氏
6.講演3「ストック社会の住まいづくりの今後と平成24年度の施策展開」
国土交通省住宅局住宅生産課課長補佐 村上 慶裕 氏
7.閉会挨拶 一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
(プログラムは当日までに変更の可能性があります。)
※平成23年度シンポジウム記者発表資料はこちらでダウンロードできます。
※終了したシンポジウムの資料はこちらでダウンロードできます。
※平成23年度シンポジウム記者発表資料はこちらでダウンロードできます。
※終了したシンポジウムの資料はこちらでダウンロードできます。