■建築研究資料

No.202号(2021(令和3年) 3月)

「省エネルギー建築のための設計ガイドライン」


澤地孝男,赤嶺嘉彦,羽原宏美,三木保弘,山口秀樹 ほか

国立研究開発法人建築研究所


    
<概要>
 本資料は、非住宅建築物を対象として、その空気調和、非空調室の換気、照明、給湯の各用途のエネルギー消費量を削減するための設計施工に関する指針をとりまとめたものである。作成に際しては、これまでに国立研究開発法人建築研究所及び国土技術政策総合研究所を中心として、建築物のエネルギー消費性能向上に関する法律(平成27年7月8日公布、法律第53号)のための性能評価方法開発を目的として実施してきた様々な調査、実験及び理論的検討の成果を活用した。指針の主たる内容は第6章でまとめられている以下のポイントにより代表される。
  1. 空調設備の各構成部の容量設計は明確なルールに則って合理的に行うべきこと、
  2. 空調設備の各部のエネルギー効率をより高いものとすること、
  3. 空調設備の各部の部分負荷時のエネルギー効率向上のための対策をとること、
  4. トイレや機械室等の換気が同フロアの居室の換気に及ぼす影響を最小限とすること、
  5. 外気取入れ量安定化の対策をとった上で、デマンド換気により換気負荷を低減すること、
  6. 竣工前に風量・流量の量及びバランスの調整、送風機・ポンプの出力調整を行うこと、
  7. 外皮断熱性の確保により特に冬期の室内温熱環境分布の均一化を図ること、
  8. 外皮機密性の確保を図ること、
  9. 高効率照明器具、タスク・アンビエント照明及び昼光利用制御の採用、
  10. 給湯需要の多い建物における中央式給湯設備の高効率化の工夫、
  11. 再生可能エネルギー源の導入。


表紙・はしがき・概要・目次      664KB
1章 非住宅建築物の省エネルギー技術が置かれた状況 725KB
2章 設計プロセスと要素技術の検討 8,281KB
3章 エネルギー消費の決定要因 4,900KB
4章 省エネルギー設計手法−省エネルギーはどのように実現するか− 9,030KB
5章 建築物の一次エネルギー消費量計算法(ウェブプログラム)と設計への応用 11,336KB
6章 省エネルギー建築へのガイドラインのポイントと課題 370KB
付録 206KB
奥付 122KB
全文 30,513KB


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