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■建築研究資料 |
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214号(2026(令和8年)2月) |
| <概要> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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近年の気候変動に伴う極端な高温化現象は熱中症などの健康被害をもたらしており、国内外の諸都市で具体的な暑熱対策が立案されている。それは、人々が通行する歩行空間に対して、樹木やクール舗装などを導入して人体に入り込む熱を削減することで熱的リスクを軽減するというものである。放射の制御には路面のアルベドや樹冠の放射減衰率がパラメータとして重要であり、歩行空間の構成材料と配置をメートル単位で選択する必要がある。都市空間の放射モデルと熱流体モデルを活用した Urban CFD(Computational Fluid Dynamics、数値流体力学)は、暑熱対策の検討において有力な手法である。 これまで建築研究所で開発を進めてきた「温熱シミュレータ」は、Urban CFDの一種であり、表面温度計算プログラム、熱流体計算プログラム、連成計算プログラムで構成される。本書では、温熱シミュレータの概要と入出力データの様式をとりまとめた。温熱シミュレータの公開により、暑熱対策の定量的な評価が各地で進められることを期待したい。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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