質問1 立面図、断面図(階高などの情報)を教えていただけませんか。
回答1 追加情報に載せました。そちらをご覧ください。
質問2 柱・梁等の主要部材の断面を教えていただけませんか。
回答2 追加情報に載せました。そちらをご覧ください。
質問3 耐震要素(壁)は健全で強固なものと考えてよろしいでしょうか。
(腐朽などによる剛性・耐力の低下を考慮する必要はありませんか。)
回答3 水周り周辺については剛性・耐力が低下していることを想定しています。耐力を0.8倍とお考えください。
質問4 各部屋の主な用途(水まわりがどこかなど)を教えていただけませんか。
回答4 課題住宅の平面図に記載しました。そちらをご覧ください。
質問5 建物重量に関する情報が詳細に示されていますが、厳密にこの情報に従う必要がありますか。
回答5 構造計算時の質量としてこの情報をお使いください。
質問6 開口部の補強が可能かどうか検討しております。募集要綱に掲載されている図面について開口部の位置と寸法(幅と高さ)、ならびに柱(通し柱以外)の位置を教えていただくことは可能でしょうか。柱に関しては、壁の中にある四角形の図形を、全て柱と解釈してよいのでしょうか。
回答6 開口部の位置、寸法は追加情報に載せました。寸法の記載のないものについてはスケールであたるなど適宜判断ください。また、柱の位置は□がすべて柱です。ただしこちらのミスにより1階南面2,275の左上の筋かいの中央には柱はありません。訂正しましたので再度ご覧ください。
質問7 コストは耐震補強に係わる材工費をさすのでしょうか?それとも解体も含みますか?
回答7 コストは耐震補強構法を適用するための解体、施工、復旧までを含みます。細かい仕上げまでは指定しませんので、非現実的でない解体、復旧費用を耐震補強に係わる材工費等に加算ください。なお、一部を解体し美観等を損なうことに伴う追加施工費用は加算しなくて結構です(例えば @外壁の一部を解体し耐震補強を施した → A一部分だけが新品仕上げなので見栄えが悪い → Bそこで外壁すべてを張り替える といった流れが当然考えられますが、ここでは耐震補強部分だけ、つまりAまでを対象としてください)
質問8 美観について質問です。壁をはがして耐震補強を施し、それを以前の状態に戻す場合は、施工した部分だけが壁の色が違って美観を損なうことになります。そのような補強構法は美観で減点となりますか?
回答8 審査の対象とする美観は“あわらし”となる耐震補強構法を対象としています。従って、ご質問の耐震補強構法は美観の審査外となります。
質問9 今回のコンペは耐震性能を評価するものですが、風荷重についての検討は不要ですか?
回答9 補強構法の抵抗の考え方によっては追加で風荷重の検討をお願いします。つまり、免震構法等の建物への入力を低減する補強方法や履歴エネルギーによって粘性減衰を増やすような構法については風荷重に対する追加検討をお願いします。その際、地表面粗度区分V、基準風速Vo=34m/sとし、補強建物が短期許容応力度、あるいは損傷限界以内であることを確認ください。
質問10 許容応力度計算の構造計算書は鉛直荷重に対する検討も必要ですか?
回答10 最低限、地震力についてのみの検討で十分です。
質問11 建物の建築年代を教えてください。また、途中に増改築改装などはおこなわれていませんか?
回答11 昭和40年代の竣工建物を想定しています。また、増改築、改装はしていないことを想定しています。
質問12 アンカーボルト、基礎伏図、基礎リスト、地盤条件については検討外とし、アンカーボルト、基礎形状、配筋などについては、構造上問題ないと考えて良いですか。耐震補強後についても同様と考えてよいですか。
回答12 アンカーボルト、基礎については現行基準を満たす仕様を想定し、構造耐力をお考えください。地盤条件については2種地盤を想定しています。
質問13 水周り周辺についての剛性・耐力が低下しているということは、改修が必要と考えるのでしょうか。
回答13 剛性・耐力が低下している水周りといえども、改修は必須ではありません。ただし補強構法の性能評価の際は剛性・耐力が低下しているものとしてお考えてください。
質問14 募集する補強方法は建物全体の補強効果の評価が可能な物とありますが、我が社の認識として既存木造住宅の接合部位補強における、建物全体の補強効果は、使用木材・耐力壁・基礎・地盤等、様々な要因に起因する為、全ての既存木造住宅に対し効果を算出するのは非常に難しいと考えております。それについての見解を教えて下さい。
回答14 コンペでは課題住宅に対して補強をしていただくことになります。従って、すべての既存木造住宅に対して効果を算出するわけではありません。課題住宅では使用木材、耐力壁、基礎の情報などはこちら側から与えます。地盤の情報については、二種地盤という条件とし、時刻歴波形も作成しています。
質問15 工事中の居住者の移転についてはどのように考えたらよいでしょうか?
回答15 審査の際に評価しますので、アピールすることがあれば応募記入表のアピールしたいこと、施工性、あるいはその他に記入ください。
質問16 性能評価は評価方法1と評価方法2の両方をおこなうということでしょうか?
回答16 説明が十分でなくご迷惑をおかけしています。性能評価1あるいは性能評価2のどちらかで結構です。性能評価1の場合は4つの評価方法からひとつをお選びください。
質問17 2階カ通りの開口の位置が立面と平面で整合がとれていません。おかしくありませんか?違いがあった場合はどちらを優先すべきですか?
回答17 こちらのミスにより開口の位置が間違っておりました。立面図、軸組図を訂正しましたのでご覧ください。こちらのミスにより間違いがあり、大変ご迷惑をおかけしています。違いはないように訂正していきますので、お知らせください。
質問18 ”3波の平均値”とは、どういうことでしょうか?当方で思い浮かぶのは、
(1)3波それぞれの地震波について解析を行い、求められた3つの結果の平均値を採用する。
(2)3波の地震データを平均化した波をつくり、その地震波(1つ)で解析を行なう。
なのですが、どちらなのでしょうか?
回答18 説明が不足しており大変ご迷惑をおかけしています。3波それぞれの地震波について解析を行い、求められた3つの結果の平均値を採用する(1)です。
質問19 @「販売予定価格」について。 弊社は、金物製造メーカーであり、施工までは行っておりませんが、今回のコンペには応募いたしたいと思っております。
この欄につきましては、金物の価格のみを記入すればよろしいでしょうか?(金物のみの価格であることは明記いたします。)
回答19 金物のみで耐震補強が完結するということでしょうか?施工等の費用が含まれないということでしょうか?基本的には応募されたすべての補強構法を同じ評価軸で評価したいため施工等の費用を含むこととしますが、無理であれば、金物価格のみで結構です。ただしその際金物のみの価格と記載ください。
質問20 耐震精密診断で評価を行おうと思っておりますが、課題住宅を診断した詳細な計算結果をご教示いただけませんか?
回答20 財団法人 日本建築防災協会のホームページで公開されている我が家の耐震チェック(www.kenchiku-bosai.or.jp/wagaya/wagaya.htm)をご利用ください。なお、455グリッドが入らないため、総合判定の結果は0.44となるようです。
質問21 5つの性能評価の方法のうちいくつか試してみましたが、補強方法の抵抗にあった性能評価の方法以前に、それぞれの性能評価の方法で要求している性能のレベルが大きく違うように感じます。例えば履歴ダンパーを用いた補強は、強度抵抗型ではなく、限界耐力計算や時刻歴応答計算が性能評価の手法として適しているので、限界耐力計算で評価することとしました。しかし、与えられた入力のレベルが大きいため、精密診断法で評価した方がダンパーの数を少なくすることができます。このような入力の違いは審査段階で評価されるのでしょうか
回答21 こちらでは、いくつかの補強方法を想定し、掲げた性能評価方法による評価例を基礎資料として持っております。この資料によってご質問と同じよう結果が出ることも確認しています。審査の段階では、この資料にもとづき、用いる性能評価方法によって優劣がでないよう配慮する予定としております。また、コンペの趣旨にも記載したとおり、現在提示している方法では適切に性能評価ができていない優秀な応募作品については共同研究制度等を利用し、適切な性能評価を目指し検討する準備も予定しております。
質問22 応募に際して費用は発生しないのでしょうか?
回答22 コンペの参加費は必要ありません。
質問23 事前にエントリー等の手続きが必要ですか?
回答23 必要ありません。
質問24 応募に際しては、何部、提出すればよいですか?
回答24 1部提出ください
質問25 筋かい耐力壁のグラフは使用している壁倍率2のものでしょうか
回答25 そのとおりです。なお、劣化は考慮されていません。
質問26 耐力壁グラフは基礎を固定して行われたもので、柱土台グラフの関係は別途考慮すべき性能でしょうか?筋かい接合部のグラフ性能は、耐力壁のグラフに含まれているとして良いでしょうか
回答26 接合部の性能は耐力壁の実験結果に含まれています。
質問27 募集要項の中に、耐震精密診断の総合評点は0.45とありますが、この値は「課題住宅の仕様」という表と図面のみから算出した値と考えてよろしいでしょうか。(内装材の壁倍率に関する情報が見当たりませんが、内装は耐力を負担しないと考えて宜しいのでしょうか)
回答27 壁倍率を算定した壁のみで算出した値です。
質問28 1階平面図のカ通りの壁面で、5通りと7通りの区間に開口部があるように見えますが、立面図では壁になっています。どちらで判断すればよいのでしょうか。
回答28 間違いが多くご迷惑をおかけしております。HPの訂正をいたしました。平面図を元に判断ください。こちらのミスにより、性能評価に影響がでたもの(例えば今回の例では間違った立面図を元に耐震補強をおこなった場合)は審査の段階で不利にならないよう判断します。